「神の棄てた裸体 イスラームの夜を歩く」取材写真



神の棄てた裸体―イスラームの夜を歩く
 ■詳細
  2007年9月 新潮社刊
 ■内容
  イスラームと性をテーマに、世界各地を歩き、社会の底辺に繰り広げられる
  性の世界を鮮やかに描く。
 ■メディア掲載
  本書のメディア掲載の詳細についてはこちらをご覧ください。





「夜会」

「夜会」では、少女売春婦のエパ(写真後ろ)を描きました。
奔放な女性を強調するような描き方ですが、ストリートチルドレンの少女(写真前)を引き取って、育ててあげていました。
(ここらへんは原稿でも書きたかったのですが、紙面の余裕がなかったのです)(本文へつづく



婆」

「婆」では、東ティモール出身の娼婦を描きました。
その女性の暗い歴史を暴いていくのが、若い金髪の娼婦であるジュディーでした。
この写真の右側にいるピンクのシャツを着た女性がそれです。(本文へつづく



「禁じられた舞踊」1

「禁じられた舞踊」にでてくるパキスタンのヒジュラであるジプシーです。
本には書きませんでしたが、彼女に、突然、「わたしのオッパイを揉んでみて」といわれたことがありました。
私は困惑して理由を訊きました。すると、彼女はこんなことをいいました。
本文へつづく



「禁じられた舞踊」2

「禁じられた舞踊」にでてくる、ヒジュラの「グル」です。
グループのリーダーです。
この写真でよく見てもらいたいい点が二つあります。
一つはグルがひげを生やしているということです。本にも書きましたが、ひげを生やしているヒジュラは結構いるのです。(本文へつづく


「兄弟の秘め事」

「兄弟の秘め事」では、体を売る兄弟について描きました。
写真の右側でうつむいている少年が、その「弟」です。(左側は兄ではありません)

ちなみに、廃棄物の回収は世界各地にあります。(「廃品回収」といいます)
どの国でも貧しい人のメインの仕事ですね。(本文へつづく



「堕天使」

「堕天使」では、マレーシアに暮らすインドネシア人のニューハーフ・アリスを描きました。写真でこう見ると、すごいプロポーションではないでしょうか?
娼婦や体を売っているニューハーフには底なしの明るさのようなものがあります。
これは日本でもまったく同じようなことがいえます。「底なし」と表現していいのかどうかわかりませんが、一般的な社会の中では巡り合えないような明るさがあるのです。(本文へつづく



「問わず語り」

「問わず語り」という作品は、一つだけ書き方が違っています。老人の一人称という形で、自分の過去を語っていくものです。
特徴的だったためか、「どうしてああいう書き方にしたのか」と何度か尋ねられました。
実を言うと、僕なりの一つの挑戦だったのです。(本文へつづく


「切除」

「切除」では、インドの娼婦について書きました。
写真の女性が「アキ」という名前で登場したコルカタの娼婦です。
そもそも、僕はインドにおける人口操作について調べようと思っていたのです。
で、作品には書きませんでしたが、コルカタにいる間、8割はそれに時間を割いていたのです。(本文へつづく


「水の祈り」

薬師です。『神の棄てた裸体』は当初18話でした。
ただし、18話にすると、本の価格がかなり高くなってしまいます。そのため2話〜3話削るようにという指示がでました。(本文へつづく


「浮浪児の渇き」1

子供たちが体中にナイフで傷をつけてドラッグをすりこんでいるということを書きました。
写真の傷がまさしくそれです。一見すると、リストカットなのですが、これは自殺のためではなく、ドラッグをすりこむための傷なのです。
インドなんかでも同じなんですが、ドラッグ中毒の路上生活者の多くにこうした傷が見られます。(本文へつづく


「浮浪児の渇き」2

主人公の子です。この女性に初めて公園で会ったときに撮った写真です。
本当にふだんから甘えん坊の子でしたね。
あの公園はとても大いのです。端から端まで歩いたら、十五分以上かかると思います。
なのに、いつもどこかで見ているらしく、公園に入って数分もしないうちに、走ってやってきてくれるんです。(本文へつづく


「幼い乳」1

誘拐のことを教えてくれる男がでてきました。ドラッグ売りの男。
写真の右側の男性がそれです。彼はマリワナを吸っている最中です。
「幼い乳」の中で、ラストで僕がマリワナとわかっていて、それを吸ってしまうシーンがあります。(本文へつづく


「幼い乳」2

赤子や子供が誘拐されるという話を描きました。
なんで、赤ちゃんや子供がそんなに簡単にさらわれるかどうかと感じる方もいらっしゃるでしょう。写真を見ていただければ、なんとなく事情を理解できるのではないでしょうか。(本文へつづく


「幼い乳」3

これまでたくさん路上で死んでいく女性を見てきました。
みんなそれぞれ印象的で、誰ひとりとして忘れることができません。「幼い乳」で描いたヌジャハンもその一人です。本では書きませんでしたが、ヌジャハンは下半身が裸でした。(本文へつづく


「幼い乳」4

「幼い乳」の主人公の少女です。
この写真を撮ったのは、「浮浪児の渇き」で書いた公園で初めて会った時です。
ろれつの回らない口調が、かわいらしかったのを今でも憶えています。(本文へつづく






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