「堕天使」では、マレーシアに暮らすインドネシア人のニューハーフ・アリスを描きました。
写真でこう見ると、すごいプロポーションではないでしょうか?

娼婦や体を売っているニューハーフには、底なしの明るさのようなものがあります。
これは日本でもまったく同じようなことがいえます。「底なし」と表現していいのかどうかわかりませんが、一般的な社会の中では巡り合えないような明るさがあるのです。
たぶん、そこが娼婦とかニューハーフという人たちの不思議な魅力なのだと思います。

ただ、僕は「堕天使」の取材中、その魅力の対極にあるものを見つめてみたいと思っていました。
「ニューハーフ=明るい」というイメージとは違うものを描きたい。表にある明るさとは対照的な内面の暗さを描きたい。
もし彼女たちを描くなら、明るい性格の一方で抱えている、どうしようもない暗さというものにスポットライトをあてなければならないのではないか。
そんな思いがありました。

しかし、実際に取材してみて見えてきたのは、作中で書いたように、自分のエゴイズムだけでしたが。。。






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