「切除」では、インドの娼婦について書きました。
写真の女性が「アキ」という名前で登場したコルカタの娼婦です。
そもそも、僕はインドにおける人口操作について調べようと思っていたのです。
で、作品には書きませんでしたが、コルカタにいる間、8割はそれに時間を割いていたのです。
しかし、偶然泊ることになった売春宿で知り合った女性たちが、手術を受けていることを知りました。
それで、取材した題材をすべて捨てて、アキという娼婦との出会いと別れを描きながら、そのテーマに触れるという方法をとったのです。
『神の棄てた裸体』の編集を担当してくださった方が、この写真を見た時、こういったのを憶えています。
「なんか表情が不自然だと思う。なんなんでしょうねー」
たぶん、幼さなのだと思います。
本文にも書きましたが、彼女の実年齢は口で言っているよりはずっと若いはずです。
にもかかわらず、化粧をして大人びた服装をし、娼婦として働き続けている。それによって、幼さというのが奇妙な形で表にでているのだと思います。
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