こちらは、マフィアに内蔵を抜き取られた男性さんです。
ムンバイ(ボンベイ)の話の中に登場していた人です。
写真の画像が悪くて見えにくくて申し訳ありません。
実はちょうど真ん中に一本(胸からおへその上あたり)、脇腹に一本(ここは肝臓の摘出した後です)に手術痕があります。
そして、見てわかるとおり、右足が膝から切断されています。
この男性は、手で運転できる車いすに乗っています。
実は三輪の車いすになっていて、顔のあたりにあるペダルをぐるぐると回すことでタイヤが回転して進む仕組みになっているのです。
日本では自動車いすが主ですが、アジアではこうした手動回転式の車いすというのが結構あるんです。
ちなみに、後ろに白いベンツが写っていますよね。実はその左側の赤い車もベンツです。
ムンバイ(ボンベイ)という町はインドの中でも物価の高い経済都市です。このすぐ裏にはタージマハールホテルがあります。
にもかかわらず、その目の前に、マフィアに足を切断され、臓器を抜き取られた男性が車いすで物乞いをしている。
本のあとがきで、アジアの発展の陰にある世界を描きたかったというようなことを記しました。
けど、たぶん、日本だってまったく同じことなんでしょうね。銀座や表参道や六本木の裏にも、似たような風景があるに違いありません。単に誰もそれを見ようとしていないだけ。目をそらしているだけだと思うのです。
別に、全員が見なければならないものだとは思いません。しかし、たった一人でも見ている人がいなければならないことだとは思います。
自分がその一人になりたいなという思いはありますね。
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