水頭症の子です。
ラオスでの取材は本当に困りましたね。
というのも、『物乞う仏陀』の旅では、「障害のある物乞い」を中心に取材をしようと思っていたんです。
しかし、ラオスというのは東南アジアの中でも特に未開発で、穏やかな国です。そのため、「物乞い」というのがほとんどいないのです。
いても外国人相手にちょっと暇な人がやっているぐらい。
で、僕は困りました。物乞いがいないじゃないか、どうしよう、と(笑)。
それで仕方なく、物乞いではなく、単なる「障害者」を追うことに方向転換したのです。
結果として、それが吉とでて、他の国でも物乞いをしていないの様々な障害者を取り上げることで幅が広がったのは事実です。
取材っていうのは、こういう臨機応変さというのが必要になってくるんですよね。大きなことでも、小さなことでも。
ちなみに、この水頭症の子がでてくる話には、日本語を話す美しい韓国人女性がでてきます。
なぜか男性の多くは口をそろえて「あの韓国人女性と恋仲になったんじゃないか」と尋ねます。文章からそう読み取れるみたいですね。
しかし、答えは「NO」。
なぜかって?
実は、彼女とそういう雰囲気になったことがあるんです。
停電になったため、屋外にロウソクを立てて深夜までお酒を飲んでいたらいい流れになってきたのです。
しかし、その時、彼女は市場で買ってきた「虫」を食っていたんです。ウジ虫みたいなヤツです。僕はそれが大の苦手で、正直なところ、目の前でムシャムシャ寄生虫を食べている女性と一晩を過ごす気にはなれなかったのです。
なんというか、妙に現実的であり、かつバカバカしい逸話ではありますが。。。
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