筋肉痛……
人によっては、かなり懐かしい言葉ではないでしょうか。

旅行中はかなり体力を消耗します。
暑さ、食生活の変化、人ごみ、緊張、恐怖、様々な要因があるのでしょう。
また、動く量も半端じゃありません。炎天下で一日八時間ぐらい歩き続けることは日常茶飯事です。

私は日本でもある程度体を動かすようにしています。
いきなり旅行すると、それこそぶっ倒れちゃいますからね。
週に5日、1回2キロ泳いでいますから、結構な運動量でしょう。
おかげさまで、旅行にでても、体力的に参ることはあまりありません(精神的には常に参っていますが)。

しかし、私は良くても隣人がいけない。
旅行中はたいていガイドや通訳や友達を引き連れているのですが、彼らがギブアップしてしまうんです。
強烈な日差しの下で、何時間も歩き続けて、しかも<快適でない場所>で<快適でない人>と行動をともにしていると、まず彼らが倒れてしまう。
その日に「もう限界だ」と音を上げることもあれば、翌日からプッツリ姿を消すこともありますし、夜に連絡があって「明日は勘弁してくれ」といわれることもあります。

これで気づいたことがひとつあります。
一番多いのが、翌日の待ち合せ場所に現れないことなんですが、彼らの家に電話をすると、たいていこういう返事が返ってきます。

「俺は病気になってしまった。お願いだから一日休ませてくれ」

で、翌日姿を現す。
私が病気は大丈夫なのかと聞くと、彼らは決まってこう答えます。

「一昨日動きすぎて、病気になってしまったんだ。体中がいたく、起き上がりたくても起き上がれない。薬を飲んで一日中休んでいた」

コレ、ただの筋肉痛ですよね。
なんですが、彼らにとっては「病気」のようなんです。
日本では<筋肉痛>はただの「筋肉痛」であって、それで仕事を休んだり、一日寝たきりになるようなものではありません。
しかし場所によっては、<筋肉痛>は「病気」であって、薬を飲んで、体を休めなければならないのです。

旅をしながら何かを調べている時のもどかしさ。
「アジアの人は時間を守らない」とか「仕事をしようとしない」というのはよく言われますが、<筋肉痛という病気>という落とし穴もあるんですよね。


追伸
この二カ月月で、マレーシア、インドネシア、フィリピンを回りましたが、インドネシア・フィリピンの二カ国で<筋肉痛という病気>に直面しました。結構な頻度ではないでしょうか?





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