世界には、物乞いと呼ばれる人がたくさんいます。
その形は、宗教、民俗、国、地域によって全然違います。

今回ご紹介するのは、インドネシア。
この国は東南アジアではかなり貧しい部類に入ります。
当然、物乞いも多いだろうと思われますが、意外に少ないのです。

この国では、物乞いは病人や年寄りの仕事です。
ストリートチルドレンなんかは、物乞いをせず、音楽によって金銭を得るのです。

主な方法は以下になります。

@バスに無賃乗車して演奏して乗客からお金を貰う。
Aレストランなんかを回って演奏してお金を貰う。
B路上の弾き語りでお金を貰う。

つまり、子供は物乞いをせずに、音楽を奏でてお金を乞えという習慣があるのです。
事実、この国には、こうしたストリートチルドレンの音楽家からプロのミュージシャンに上りつめた人もいます。
また、国民の中には「ストリートチルドレンでも音楽を奏でる奴らはいい子たち」という考え方があり、こういう子たちに積極的に食べ物やお金をあげる傾向にあります。逆に演奏が下手だとお金をあげないことも。

ちなみに、写真の子たちはスマトラ島のメダンという町にいた子です。
昼間はこうやって停車した車の前や、バスの中で演奏して食費を稼ぎ、夜になるとシンナーを吸ってベロベロになっています。
音楽演奏だけにスポットをあてれば「明るくたくましい子供」ということになるのでしょうが、夜のシンナー遊びを見るとナカナカそうもいえなくなります。
それでも、これがインドネシアの路上の一つの形であることはたしかでしょう。





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