ご紹介するのは、高床式スラムです。 南インドのカルカッタからバングラデシュにかけては毎年浮きになると大洪水に見舞われます。 バングラデシュなどその典型で、実に国の何十パーセントかが水没してしまうのです。
まったくとんでもない。
しかし、これで苦労するのが住居です。貧しい人々。 世の中の不公平として、金持ちは高台に住むことができます。
しかし、スラムの住人はそうはいきません。彼らは、誰も住まないような、低い場所に不法に暮らさなければなりません。 そのため、雨期になると、建物がすっぽり水没してしまうことになるのです。 けれど、人間というのは頭脳をもった生き物です。水没するのを避けるために新たな住居を考案します。
そこでできたのが「高床式スラム」。
写真がそれです。
見てください。
地上に長い杭を立てて、その上に家、というか、スラムを形成するのです。この住居は以下のようなメリットがあります。
@町が水没した時も、家は無事。
Aもともと劣悪な土地なので、スラムを形成しても立ち退きを迫られずにすむ。
こういう光景を見ると、バングラデシュの社会問題以上に、人間の生きる力を感じますよね。
ちなみに、ちょっと前に、この写真をある方にお見せしたところ、「いっそう船に暮らした方がいいのではないか」なんていう感想が返ってきました。
世界には水上生活者がたくさんいますし、無論この国にもいるんです。
彼らが同じ理由で「水上生活」をしているとすれば、水上生活そのものも「スラム」といえるのかもしれませんね。
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